祖父の日常


秋田の実家で、祖父の日常を撮影した。

写真を始めた頃は家族を被写体にするなんて想像もしていなかったが、帰省する度、寡黙で働き者の祖父を見ては興味本位で写真を撮るようになっていた。ファインダー越しに見る祖父はどこか新鮮で、幼い頃から慣れ親しんだ...という感覚はほとんどなかった。

無表情ながらも目は優しく、行動の一つひとつから物事に対する真剣さとこだわりが見て取れた。そして時に力強く、たまに弱音も吐く。

祖父を撮るようになってから「魅力的な人間とは...」に対する答えが少しだけ見えた気がする。